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ぷろひぃーる
名前 秋山 篤蔵(仮名)
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山崎豊子の作品で、不思議な財閥の家族がメインの文庫本で三冊もありとても長いのですけれども、あっという間に読めてしまう面白い話です。山崎豊子の本はこれまでに『沈まぬ太陽』『大地の子』を読んだことあるのですが、話はまったく違うのですがこの二作同じようにこの『華麗なる一族』も細かいことや裏事情まで詳細に書かれているので、読んでいてあきません。
『華麗なる一族』はある有名財閥家族の複雑な事情、銀行と大蔵省『今の財務省』、銀行と取引先、銀行と政治家などの関係を中心に話が進み、数々の不正行為、陰謀、場面場面でも登場人物感情がまるで自分がそれを目撃したかのようにリアルに伝わってきて、『銀行とはこんな汚いところであったのか、お金とはそんなに大切なものなのか、人とはこんなに信用できないものなのか、』などいろいろ考えさせられました。一般常識では考えられない世界がこの物語にあるのです。そういう常識はずれの世界がとてもいろんな意味で新鮮なので、すらすらと読めるのでです。 自分はこの本をできれば高校生が読むべきであると思います。大人はある程度この物語の世界を知っていて、感情を持たないと思うのです。そこでまで世間をあまりしらない高校生がこの物語で書かれているような世界を知ることで、あこがれる人もいるだろうし、軽蔑する人もいるだろうし、まただだ第三者的な感情しかもたない人もいるでしょう。でもこの本を読んでそういういまで自分の知らない世界について考えるということが大事なのです。今までとは違った価値観でものを考えるということは、将来自分が生きていく中で必ず糧となるだろうし、まだ視野を広くできます。 別に本にまるまる影響されろっていってるわけではありません。ただなにか自分で考えることが内によりも大切なのです。こういう社会性の強い小説を読むということで何かを考える機会が増えるのではないでしょうか。
by i-like-reading
| 2006-03-28 21:36
| 自分の読んだ本 ~勝手に評論
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